架け替え工事は、総工費約70億円、2000年12月から鉄塔解体、新設、駅舎改修などがおこなわれた。新型ロープウェイは2本のロープでぶら下がったゴンドラが循環する複式単線自動循環式であり、スイスCWA製のゴンドラ(定員18人)を全線に50台設置した。各駅で1分間隔の運行で、輸送力は1時間当たり975人から1440人に48%増となった。所要時間は架け替え前と比較して早雲山 - 大涌谷間で1分短縮の約8分、大涌谷 - 桃源台間で5分短縮の約15分となった。新型ロープウェイは風にも強いとされ、運休基準となる風速は毎秒20mから30mに引き上げ、従来は年間30日ほどあった運休日を15日程度に抑えられそうだという。また、ゴンドラ、駅舎ともにバリアフリー対応になり、車椅子でも利用できる。架け替え後の年間送客数は5万人増の155万人を目指している。
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