箱根町 のバックアップ(No.2)
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- 箱根町 へ行く。
- 1 (2014-08-01 (金) 15:52:43)
- 2 (2014-08-08 (金) 15:08:24)
箱根町(はこねまち)は、神奈川県西部、箱根峠の東側に位置する町である。足柄下郡に属する。
概要 
古くからの温泉町である。また、江戸時代には箱根関が置かれた地である。
温泉地としての評価は、江戸時代の温泉番付によると前頭格だった。しかし近代では、西武鉄道グループおよび箱根登山鉄道を傘下に収めた小田急電鉄の精力的な観光開発によって急速に発展した。なお、箱根温泉とは湯本、塔ノ沢、大平台、宮ノ下、小涌谷など町内にある温泉の総称である。
年明けの1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝競走は長い歴史を持ち、数々の名勝負を生んだ正月の恒例行事であり、箱根が最も活気に溢れる。
地理 
詳細は「箱根山」を参照
歴史 
- 律令時代 - 東海道相模国足柄下郡に属す。
- 1180年8月 - 源頼朝が挙兵して序盤の戦いを石橋山で戦った。
「石橋山の戦い」を参照
- 江戸時代 - 徳川家康が江戸幕府を開くと、東海道を足柄峠経由から箱根峠経由に変更させ、現在の箱根町に当たる芦ノ湖畔に箱根関所を設置し、「入鉄砲に出女(武家の妻女)」を厳重に監視した。箱根宿三島町・芦川町は韮山代官所直轄の天領、箱根宿小田原町・新町・新谷町およびそれ以外の箱根町域のほとんどは、小田原藩領となる。
- 1868年8月17日(慶応4年6月29日) - 箱根宿三島町・芦川町の民政一般が神奈川府の管轄となる。ただし一部事務などは韮山県が扱った。
- 明治初年 - 箱根宿が箱根駅に改称。
- 1869年7月25日(明治2年6月17日) - 版籍奉還により、明治政府の行政区画としての小田原藩が成立する。
- 1871年8月29日(明治4年7月14日) - 廃藩置県により、小田原藩が廃止され、小田原県となる。
- 1871年(明治4年9月) - 韮山県廃止により、箱根駅が全面的に神奈川県の管轄となる。
- 1871年12月25日(明治4年11月14日) - 小田原県は廃止され、神奈川県管轄地域を含めた足柄下郡の全域が足柄県に属す。
- 1876年(明治9年)4月18日 - 足柄県を分割し、これ以降は神奈川県に属する。
- 1884年(明治17年) - 箱根駅、元箱根村および芦之湯村が「箱根駅外二ケ村」連合戸長制を敷く。
- 1886年(明治19年)7月 - 函根離宮(現在の恩賜箱根公園)が竣工する。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行で箱根駅、湯本村、温泉村、宮城野村、仙石原村、元箱根村、芦之湯村の1駅6村が発足する。箱根駅、元箱根村および芦之湯村は、「箱根駅外二ヶ村組合」にて行政を行う。
- 1892年(明治25年)10月29日 - 県治局長による内翰により、箱根駅が箱根町に改称する。箱根駅外二ヶ村組合は、箱根町外二ヶ村組合となる。
- 1904年(明治37年) - 七湯経由の人力車道が足ノ湖畔まで開通する。
- 1927年(昭和2年)10月1日 - 湯本村が町制施行し、湯本町となる。
- このころ、箱根山戦争が起きる。
- 1954年(昭和29年)1月1日 - 箱根町外二ヶ村組合の箱根町、元箱根村および芦之湯村が合併して、新たに箱根町となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 湯本町、温泉村、宮城野村、仙石原村および箱根町が合併して、新たに箱根町となる。
産業 
- 観光、温泉
- 寄木細工(伝統工芸)
姉妹都市 
国内 
- 洞爺湖町(旧虻田町時代より提携。北海道虻田郡)
- 1964年(昭和39年)7月4日提携
海外 
- ジャスパー市(カナダ)
- 1972年(昭和47年)7月4日提携
- タウポ市(ニュージーランド)
- 1987年(昭和62年)10月7日提携
学校 
小学校 
廃校となった小学校 
中学校 
廃校となった中学校 
高等学校 
- 私立函嶺白百合学園高等学校
鉄道 
箱根登山鉄道 
箱根ロープウェイ 
伊豆箱根鉄道 
道路 
有料道路 
一般国道 
主要県道 
- 神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線
一般県道 
- 神奈川県道732号
- 神奈川県道733号
- 神奈川県道734号
- 神奈川県道735号
- 神奈川県道736号
- 神奈川県道737号
- 神奈川県道738号
路線バス 
船 
観光 
箱根彫刻の森美術館などの美術館が多く点在する。
近年、台湾や韓国からの観光客が多く、繁体字やハングルの表記がめだつ。
主な観光地
- 箱根山 - 箱根駒ヶ岳・二子山など
- 芦ノ湖
- 大涌谷
- 旧街道石畳
- 小涌谷
- 早雲寺
- 杉並木
- 仙石原
- 箱根神社
- 箱根大天狗山神社
- 天聖稲荷神社
- 天聖院
- 箱根関所
- 元箱根石仏・石塔群
- 神奈川県立恩賜箱根公園
- 強羅公園
- 箱根 彫刻の森美術館
- 畑宿
- 進士ヶ城
レジャー 
祭り 
- 湯立獅子舞(仙石原、宮城野)1976年(昭和51年)10月19日に神奈川県の無形民俗文化財に指定された。
- 箱根節分祭
- 大平台温泉まつり
- 金時祭
- 小涌谷つつじまつり
- 九頭龍神社例祭
- 宮城野湯立獅子
- 湖水まつり
- 御神幸祭
- 太閤ひょうたん祭
- 湖尻龍神祭
- 鳥居焼まつり・流燈祭
- 箱根園サマーフェスタ
- 大平台温泉夏まつり
- 宮城野夏まつり
- 箱根大文字焼
- すすきまつり
- 湯本熊野神社祭
- 正眼寺地蔵縁日
- 芦刈まつり
- 箱根大名行列
- 箱根秋の音楽祭
- 塔之沢火伏観音菩薩例大祭
- ケンペル・バーニー祭
- 天王祭(仙石原 7月第三日曜日)
- 納涼盆踊り大会(仙石原文化センターにて、8月13・14・15日)
出身有名人 
- 河田貴一 - タレント (BOOMER)
- 丘みつ子‐女優(在住)
- いまのまい-歌手・タレント(完熟娘。)
- 松尾駿 - タレント (チョコレートプラネット)
ゆかりの有名人 
- 折口信夫 - 国文学者、民俗学者、歌人、作家(仙石原に別荘を所有していた)
- 並木秋人 - 詩人
- カール・ツンベルク - 植物学者(箱根町に滞在して植物標本を採集した)
箱根町を舞台とした作品 
- 蒼い描点 - 松本清張の小説。箱根温泉など町内を主要な舞台とし、著者が執筆時に宿泊した旅館も町内に現存する。1960年(昭和35年)以降4度テレビドラマ化された。
- 新世紀エヴァンゲリオン - 現在の仙石原が物語の中心地の「第3新東京市」として登場する。町の観光協会がスタジオカラーおよびガイナックス監修のもとヱヴァンゲリヲン新劇場版とタイアップ企画の観光パンフレット「ヱヴァンゲリヲン箱根補完マップ」を配布する、旧仙石原中学校でのアニメイベントを開催するなど町をあげたタイアップ企画を行っている。
- 太陽の黙示録 - 主人公の舷一郎は箱根の山中で遊んでいた時に日本大震災に遭った。
電話番号 
市外局番は0460(小田原MA)。市内局番が1桁、総桁数が9桁という日本では珍しい状況が長年続いていたが、2007年(平成19年)2月25日2:00より頭に「8」をつけた2桁に変更、総桁数も他地域と同様の10桁となった。