箱根ロープウェイ の変更点

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箱根ロープウェイ(はこねロープウェイ)は神奈川県足柄下郡箱根町の早雲山駅と桃源台駅を結ぶ全長約4kmの索道、およびそれを運営する鉄道会社の名前である。小田急グループの一社で、箱根観光の旅客輸送を行う。

2004年12月18日をもって、六甲有馬ロープウェー(全長5km)が利用者減に伴い部分休止したため、以降は営業区間が日本一長い索道路線であり、乗車人員は2008年度に201万を超え、2009年7月9日付でギネスのゴンドラ・リフト部門で世界一に認定されている。


*運転方式 [#yb637974]

-早雲山駅 - 大涌谷駅間
--複線自動循環式ロープウェイ( - 2001年)
--複式単線自動循環式 (DLM) フニテル(2002年 - )

-大涌谷駅 - 桃源台駅間
--複線自動循環式ロープウェイ( - 2006年)
--複式単線自動循環式 (DLM) フニテル(2007年 - )


*歴史 [#p4dfa4af]

-1959年(昭和34年)12月6日: 早雲山 - 大涌谷間開業
-1960年(昭和35年) 9月7日: 大涌谷 - 桃源台間開業(全線開業)
-2000年(平成12年)1月28日: 早雲山 - 大涌谷間を新型ロープウェイにするためバス代行開始(3月2日まで)
-2002年(平成14年) 6月1日: 早雲山 - 大涌谷間新型ロープウェイ利用開始
-2006年(平成18年) 6月1日: 大涌谷 - 桃源台間を新型ロープウェイにするためバス代行開始(2007年(平成19年)5月31日まで)
-2007年(平成19年) 6月1日: 大涌谷 - 桃源台間新型ロープウェイ利用開始

*架け替え工事 [#a8c912a0]

架け替え工事は、総工費約70億円、2000年12月から鉄塔解体、新設、駅舎改修などがおこなわれた。新型ロープウェイは2本のロープでぶら下がったゴンドラが循環する複式単線自動循環式であり、スイスCWA製のゴンドラ(定員18人)を全線に50台設置した。各駅で1分間隔の運行で、輸送力は1時間当たり975人から1440人に48%増となった。所要時間は架け替え前と比較して早雲山 - 大涌谷間で1分短縮の約8分、大涌谷 - 桃源台間で5分短縮の約15分となった。新型ロープウェイは風にも強いとされ、運休基準となる風速は毎秒20mから30mに引き上げ、従来は年間30日ほどあった運休日を15日程度に抑えられそうだという。また、ゴンドラ、駅舎ともにバリアフリー対応になり、車椅子でも利用できる。架け替え後の年間送客数は5万人増の155万人を目指している。

-設計製作メーカー - 日本ケーブル
-搬器メーカー - CWA-Constructions SA/Corp

*関連項目 [#x18e9393]

-箱根山戦争
-箱根フリーパス