1869年(明治2年)に箱根関は廃止され、自由に往来することが可能になった。その後、関所跡は史跡として親しまれ、第二次大戦後には観光施設として整備された。2006年(平成18年)にはそれ迄の文献や発掘作業などを基に、ほぼ完全な形の復元関所が完成している。道路の東海道である国道1号は箱根峠を経由する路線になっており、小田原から箱根峠までは箱根新道が建設されている。
地形が急峻なため、鉄道路線は箱根峠を避けて建設され、まず御殿場経由(現在の御殿場線)、次いで熱海経由で東海道本線が開通、東海道新幹線も熱海経由となった。道路交通においても、東名高速道路は御殿場を経由し、東名高速に並行する国道246号も4車線化が進み、大型車両は殆どがこれらのルートを利用していることから、近年は箱根峠の主要交通路としての重要性は薄らいでいる。
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