「箱根八里」は、発表直後から現在まで、様々な替え歌が作られている。その中で一番知られているのは、明治から昭和初期にかけて活躍した演歌師・神長瞭月による「スカラーソング」である。
スカラーソングは、「箱根八里」のパロディであるとともに、風刺歌で、1番では月給取り(サラリーマン)、2番では「芋書生」の貧しく哀れな窮状を訴えている。パロディ歌なので、本歌に比べると品が落ちるが、「1銭で焼き芋」、「2銭であんパン」などと、当時の庶民の生活が見えてくるおもしろい歌である。
現在、「小沢昭一が選んだ恋し懐かしはやり唄(四)」に収められている。
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