「箱根ホテル小涌園」を筆頭とする宿泊施設3軒と、日帰り入浴/温泉レジャー施設の「ユネッサン」からなり、県道734号線の終点が国道1号に合流(分岐)するY字型交差点の周辺に所在する。交差点付近の標高は約620Mで、小涌谷駅から国道1号で直線距離500m、実際の道路延長では1100mほど離れている。
このほか厳密には小涌園に含まれないが、周辺に藤田観光およびグループ会社が分譲したリゾートマンションの「箱根リゾートマンション」と「ヴェルデの森箱根ヴィラマンション」、リゾート会員向け宿泊施設の「ウィスタリアンライフクラブヴェルデの森」、別荘用分譲地 など一帯の敷地面積は20万坪に及び、箱根におけるリゾート開発地としては有数の業容を誇る。全域が富士箱根国立公園の特別地域であり景観を意識していることと、数十年にわたり個別に施設を開発開業していることで、施設相互の関連が薄く案内看板類は控えめである。(例:国道1号を東京方面から登った場合最初の施設はファミリーマートとホテル小涌園であるが、ホテル敷地沿道に車で確認できるユネッサンへの距離や入場、進行方向の表示はない。)
ホテル小涌園前は国道1号に面し、正月の箱根駅伝では実況報道地点となっている。特に日本テレビでは中継所以外で唯一のアナウンサー配置地点となっており、番組内では地名(小涌谷)ではなく施設名の「小涌園」と紹介するが、日本テレビで中継を開始した際、スタッフに宿泊所を提供した感謝によるものである。
小涌園の名称はもともとは所在地の小涌谷温泉に由来するが、藤田観光が各地に展開したリゾートホテルにも小涌園の名称が使用されている。しかし、規模および利用者の多さから単独で小涌園と呼ぶ場合当施設を指すことも多い。
伝統的に労働組合が強い。2009年には連合の支持する連立政権が誕生した直後に民主党の懇親会の誘致に成功し、鳩山由紀夫首相来訪があった。
元データの書式(インラインプラグイン)を継承する
〔編集:SideBar〕
〔編集:MenuBar〕