吉村順三設計で1959年竣工開業のホテル。
小涌園では現存する最も古い施設で複数回の増築経て現在の客室数は220。開業当初は外国人専用ホテルであった経緯から、現在でも外国人利用率が高く、JTBの訪日外国人向けツアー「サンライズツアー」の定宿となっている。日中国交正常化以前から中華人民共和国要人の往来があり、伝統的に中国人VIP客の受け入れがあった[7]。玄関口での従業員による五星紅旗での歓迎も時折見られる。全室国内のBS放送は視聴できないが、中国語放送の東方衛視は視聴可能、藤田観光本体の方針[8]でCCTV(中国中央電視台)も聴取可能とする予定で、グループ全体での中国人への販売強化の方針とも重なり、中国人の箱根における重要な観光拠点となっている。旅館部終了後は大衆化し高稼働低価格化路線。近年では欧米・中国のみならず台湾人と韓国人のツアー客の利用も急増している。全室に温泉引湯がある。露天風呂のある大浴場せせらぎの湯は日帰り利用が可能。国道1号面に開業時はドライブインであった別棟があり、現在は周辺では唯一のコンビニエンスストアであるファミリーマート箱根小涌園店を開設している。開業時より維持された庭園で自生の蛍が鑑賞可能である。ユネッサンとは別に屋外プールもあり夏季のみ営業。
藤田観光グループで販売した近隣のマンションの権利に同ホテルの通行、食事や入浴の優遇特典が付属することや、客室のみの増築も行われているためレストラン、駐車場や大浴場のキャパシティが相対的に小さく、素泊予約でホテル内で食事ができない案内、二食付予約でチェックイン時に夕食座席の確保ができないこと、大浴場の洗い場の行列待ちなどが見られる。玄関先に小段差がある設計で電動車椅子でのホテル入場は不可能である。
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